さて、本日のテーマですが、「ひと手間が長期患者になる訳」です。
いきなりですが…先生はとんかつ屋さんは行かれますか?
関西には“とんかつKYK”というとんかつ屋さんがあります。
とてもポピュラーで私の小さい頃からあるのですが、
そのKYKでは、とんかつを注文すると、1人用の小さなすり鉢に
ごまが入っていて、ごますり棒も一緒についてきます。
そうです♪
自分でごまをすりすりして、お好みの荒さにしていきます。
プチプチしたごまの風味が好きな方は粗めで。
ごまの風味をしっかり出して、ソースとしっかり絡んで欲しい方は
時間をかけて、すりすりと…。
この、すりすりしている最中が、なんだかわくわく♪
とんかつ食べるぞ~!!という感じになって来るのです。 笑
そんなKYKへ先日もランチで行ってきたのですが、
やっぱりこの時間楽しいな~と思った瞬間、ふと、
この一手間作業を患者さんにしてもらうことが大切。
というお話が頭をよぎりました。
その先生は、かなり手広く、整骨院やエステサロンも展開されているのですが、
整骨院の患者さんには、ひとつお願いごとをされているそうです。
それは…。
『治療中に使うタオルを持参してください』と言うことです。
先にも述べたように、治療院で準備は出来るのです。
でもあえて… あえて持参してくださいとの事なのです。
タオル持参の理由を聞いたところ、こんな答えが返ってきました。
「タオルを準備して頂く事は、患者さんにとってある意味手間なのは
解っていますが、そこを準備してでも来院したいと思って頂く事が大切。
その小さな約束を守れる患者さんとは信頼関係を結びやすいです」と。
ごもっともだと感じました。
続けて…
「患者さん自身がタオルを準備して出かけられることで、そこからもう
意識は身体にむいているので、必然的に施術効果も上がりやすくなります」
と。。。。
タオルひとつですが、ここまで色々な効果をもたらす事が
出来るんだととても感心したのを覚えています。
この一手間をどの様に取るかは先生次第ですが、、、
本来なら治療院でもできるけど、あえてしないことで、
患者さんとの関係性を築いていくやり方もあるものですね♪
このKYKのごますりすりも一手間を自分で加える事で、
よりとんかつが美味しく感じているのかもしれません。笑
先生はどのようにお感じになられましたでしょうか?
お!良いかもそれ♪と感じて頂けたら、
一度ご自身の治療院で一手間探しをされてみても
よいかもしれませんね。