お元気に過ごされていますか?
急に寒くなったので、
体調を崩している方が多いようです・・・。
先生もお気をつけ下さいませ。
さて、先日、某WEB制作会社に勤める
知り合いからある話を聞きました。
それは、WEBデザインやチラシ作成などを
担当している優秀なスタッフが、
いつからか、
第1次提出であげてくる制作物の内容が悪くなり、
ほぼ修正の状況が続いているということなのです。
何が悪いのかと聞くと、
デザインの色使いが目を引かず、わかりにくく、
どの方へ向けてお知らせしているのかもわからないということでした。
「なんでそんなことになってしまったんですか?」
とさらに聞くと、
そのスタッフさんから、
「制作しているうちに何が良いかわからなくなり、
その場の感覚で制作していたと思います」
と言われたそうです。
原因について、もうおわかりだと思いますが、
そのスタッフさんは、
“本来の目的を見失ってしまった”
ということなのです。
自分達が、
“誰に向けて何を販売”し、
“その方に何を届けるのか…”
という目的が見えなくなってしまったのです。
知り合いの話によりますと、
そのスタッフさんは日頃からコツコツと
物事を積み重ねていくタイプで、
頑張り屋さんだそうです。
だからこそ、日々の現実的な作業をこなすため、
その時の達成感、満足感だけに陥り、
このようなことが起こってしまったのだと思います。
しかし、これは誰にでも何をするにしても
起こってしまうことだと思います。
ですから、そうならないためにも、
いつでも「目的を意識できる環境をつくる」ことが
大切だといえます。
例えば、
・目的を大きく紙に書き、よく目に付くところに貼っておく
・人に達成したい目的を話す
・自分の目的を話せたり、別の方が目的について
話している場に足を運ぶ(セミナー、説明会、フォーラムなど)
などです。
基本的に人間は忘れる生き物ですから、
重要な企画や制作物ほど
長いスパンをかけるケースが多いので、
目的も一層忘れてしまいがちです。
また、状況により、目的の範囲やレベルも
変わっていくと思います。
そのような場合は、途中で立ち返られるよう、
月末や月初などで目的について話し合ったり、
追求する日をつくる仕組み化も大切な
一つの方法だと思います。
もし、先生が目的を見失ったり、
うまくいかないことがありましたら、
目的をいつでも意識できるような環境づくりを
心掛けて頂ければと思います。