先日ショッピングモール内の屋外で初めて目の前で猿回しを見物しました。
先生はご覧になられた事はございますか?
実は、私は正直なところ、テレビで見た事がありますし
あまりお猿さんに興味がなくてですね、素通りしようと思っていたのです。
ただ、あまりの人だかりになっていたので少しだけ見てみる事にしました。
そして、、、10秒ほどしか経っていなかったと思います…。
お猿さんが賢くて可愛いすぎて!
自分でも驚くほど気がつけば写真を撮っていました。 笑笑
やっぱり生で見るとツンデレを装っているお猿さんと
コンビの男性との息がピッタリで凄い芸だなと思いました。
それだけではなく、その男性の観客への話し方が上手いなとしみじみ感じたのです。
そりゃプロですからね…。汗
何が上手いのかと言いますと話しの“間” です。
「なんだ、普通だな…」と思われているかもしれませんが、
大勢の観客を目の前にして無言の一時を入れ、ひきつける様は素晴らしかったです!
例えば、こんな感じです。
「見事、この芸が成功したあかつきには皆様方からの温かいお言葉と・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ご祝儀を頂けますと大変嬉しいです!」
この・・・は無言の表現です。
文章で書くとわかりにくいかもしれませんが、 汗
とにかく絶妙でした。
もしかすると不快に思われるかもしれない事を逆に間を利用して、
「次にきっとこの言葉を言うんでしょ」
「あ、ご祝儀の事だな…」
等、相手が心の中でつぶやいたり、イメージできます。
さらに面白さも一緒に誘います。
きっと間の最中の表情もポイントだと思いますが…。
普段の会話とはまた状況も違いますがずっと喋り続けるのではなく、
いかに効果的に伝わるために時には間が必要な事だなと再認識しました。
先生と患者さんの会話の場合基本的にマンツーマンであり、
大勢の前で…という機会はあまりないかと思いますが、
マンツーマンの時でも間が有効ですよね。
無意識に使っている場合もあると思いますが、
『大切な事を伝える前に一呼吸ほど間を入れてから話す』
今まで普通に喋っていたのにプツっと切れると相手は
「なにかな?」と注意を向けます。
患者さんへの生活習慣の見直しや健康アドバイスの時にも
使えるのではないでしょうか。
改めてご参考にして頂ければと思います。